医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
電子版 慈恩7号

吹く風もさわやかな好季節になりました。
今回は「
白内障のレンズ」についてお話させて頂きます。


医療法人恭青会
理事長 生野 恭司
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白内障のレンズ

今回は白内障のレンズについてお話しします。
現在、人工レンズは大きく分けると3種類のレンズとなります。

①単焦点眼内レンズ

焦点がひとつのもので、通常健康保険で使用されるレンズがこのタイプです。

単焦点レンズの合わせ方には、大きく分けて3通りあります。

 

(1)遠くに合わせる

車の運転やゴルフなどが趣味の方に適しています。本や新聞を読む際は老眼鏡が必要となります。

 

(2)近くに合わせる

読書や手芸が趣味の方に適しています。車の運転や外出の際には眼鏡が必要となります。

(3)遠くと近くの間の中間距離に合わせる

遠くと近くの折衷案です。家の仕事に便利な度数と言えます。遠くも近くもある程度カバーできますが、細かい読書や運転の際にはそれぞれに眼鏡が必要となります。

②乱視矯正眼内レンズ

乱視も白内障手術によって、軽減できるものとできないものがあります。

角膜による整乱視には有効ですが、他の原因によるものには有効ではなく、さらに乱視が悪くなる可能性もあります。乱視矯正レンズが有効と考えられる場合にのみ使用されます。

これも検査結果の上、医師とよく話をして決めていきます。

 

③多焦点眼内レンズ

遠くと近くにピントが合いますが、中間距離が弱かったり、単焦点レンズと比較してコントラストが低い、夜のライトが丸く見える(ハロー現象)や、眩しくなる(グレア現象)と言う合併症が出る可能性があるので、長所と短所をよく理解して使用することになります。また、白内障以外に網膜疾患や重度の緑内障など目の病気がある場合は、使用が推奨されていません。

これは保険適用外の眼内レンズのため、いくの眼科では片目40万という金額になります。また通常は両眼に手術を行うためかなりの高額です。通常の保険診療で行う手術(例:網膜の手術など)とは、混合診療とみなされるため同時に行うことはできません。

 

本手術は先進医療に認定されており、医療特約がある場合は保険で支払われることがありますが、厚労省認定の先進医療施設で手術する必要があります。いくの眼科はこの先進医療施設として認定されていますが、保険の加入条件等により支払われないことがありますので、手術の前に契約保険会社に確認する必要があります。

 

このように種類も多いため、今までの生活や習慣にあったものを先生とよく相談をして最適な眼内レンズを決めなければいけません。


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