医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
電子版 慈恩14号

暑さが日ごとに増してまいりましたが、いかがお過ごしですか。

今回は「ブルーライト問題について」のお話をさせていただきます。

医療法人恭青会
理事長 生野 恭司 

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ブルーライト問題

ブルーライトとは、光に含まれる青色成分のことで、光には3つの原色があり、赤色光、緑色光、そして青色光があります。特に青色光が目に障害を引き起こすとされ、日本でも慶応大学の坪田先生を中心に、ブルーライト研究会が設立され、ブルーライトによる危険性と目の障害につき啓発が始まりました。

 

ブルーライトによる障害は、目の場合網膜のダメージ、目の疲れ痛みなどがあるとし、体に関してはいわゆるサーカディアンリズムを狂わせ、睡眠障害や肥満、癌などに影響すると謳われています。

 

ただ2018年の8月に、アメリカ眼科学会(アメリカンアカデミー)が、「スマホのブルーライトでは失明しない」( " No, Blue Light From Your Smartphone Is Not Blinding You" https://www.aao.org/eye-health/news/smartphone-blue-light-is-not-blinding-you )を出版し、青色光が必ずしも目に障害するものではなく、青色光ブロックすることで逆に悪い影響が考えられると言う趣旨の論文を発表し衝撃が走りました。この問題の反響は大きく、大手マスコミも大きく取り上げられました(2018年10月6日付朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASLB55D1SLB5PLBJ00C.html)。

 

これに関しては未だ多くの論争がありますが、権威あるアメリカ眼科学会がわざわざメッセージ性のあるを発表し、介入したと言うことは何らかの警告とも考えられます。これに対して、ブルーライト研究会も反論をHPに掲載しています(http://blue-light.biz/pdf/release201810.pdf)。簡単に言うと、研究会側は「青色光は長期的には必ずしも安全と確認されていない」、またアメリカ学会側は「青色光は目に影響するとは言い切れない」と言うスタンスです。これには科学の証明方法と、長期的な影響を実証する上での難しさがあり、どちらも完全に立証したとは言い切れません。

 

これに関して言い出すと、いわゆるマイナスイオン問題等の「ニセ科学」やマスコミ、ネットリテラシー問題まで話が膨らんでしまい、本一冊になるほどの話です。結論から言うと私はブルーライトカットのメガネはわざわざ使っていません。また、患者さんが装用するのを引き留めはしませんが、聞かれれば「特に必要は無い」と答えています。目が疲れる方はパソコンのモニターライトの調節や老眼鏡の調整、もしくは仕事の時間の休憩などが特に重要と考えられます。では、どのようにすればPC、スマホと付き合っていけるのか、それは次号以降に書いていきたいと思います。


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