医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
電子版 慈恩22号

寒い日々がつづいてますが、ご体調を崩されてはおりませんか。
今回は「糖尿病網膜症」についてのお話をさせていただきます。

 

医療法人恭青会
理事長 生野 恭司 
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慈恩編集部

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糖尿病網膜症について

以前、黄斑円孔のお話をいたしましたので、今回は糖尿病網膜症についてお話いたします。

【③糖尿病網膜症】
糖尿病は体内から分泌されるインスリンというホルモンに問題が起き、正常に食物エネルギーを代謝できなくなる病気です。糖尿病の3大合併症として糖尿病網膜症、腎症、神経症があります。

 

糖尿病網膜症は網膜の血管が障害を受け、失明になる恐ろしい病気です。以前は糖尿病網膜症が日本における失明原因の第一位でした。今でも失明原因の上位であることに変わりありません。

 

糖尿病の発症後すぐには糖尿病網膜症になるわけではありませんが、血糖コントロールをしっかり行わずにいると発症してしまいます。

一度、網膜症を発症してしまうと血糖値を安定させてもなかなか沈静化や改善がみられません。網膜症を発症してからではなく、普段の血糖コントロールが重要になります。

糖尿病網膜症は様々な症状・経過があり、大きく分けて初期、中期、末期の3期に分けられます。

【初期】

自覚はありませんが、網膜に動脈瘤ができ、小さな出血を生じます。特に動脈瘤は網膜の中心部付近にできると、網膜が腫れて見えにくくなります。視力が低下しない限り治療することはありませんが、動脈瘤によって網膜の大事な部分が障害されると、レーザー治療や注射が必要になります。


【中期】

自覚はありませんが、網膜の様々な細い血管が閉塞して、新生血管が生じていきます。新生血管が生じることで、目の中での出血や、網膜剥離が起こるなど、網膜の病気が発症し始め、視力低下や失明の原因になります。

そのため、新生血管を予防する目的でレーザー治療が行われます。

 

【末期】

視力低下などの自覚症状が出てきますが、失明に至ることもあります。治療としては手術やレーザーが基本となります。

 

糖尿病と診断されたら糖尿病網膜症の自覚症状がなくとも、眼科に定期的に通院し検査をすることが大切です。そして、最も大事なのは血糖のコントロールで進行を食い止めるのが重要です。

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